皆さんがまだお分かりではないかもしれないので、

今回は鬼ショップについて紹介する。

ウェブ版の鬼ショップをオープンした。

ここです。↓

鬼ショップ

私の本をお読みになった方はわかるが、

海外へ何度か行ったときに、皆に言われた。

どんな竿を選べばいいのか、どんなラインを選べばいいのか

さえわからない。どんな種類があるのかもわからない。

次から次に、いろんな海外のテンカラショップができるが、

日本の伝統品なのだから、日本から買いたいと、皆が言った。

釣具屋に行くのだけれど、海外の釣具屋にはテンカラコーナーなどない。

どうすればいいの？　と、言われた。

わかった、じゃあ、私がウェブショップを作るよと。

熱い目で見られたら、やるしかないでしょう。

時間がかかった、全部鬼嫁がやった、そして、どうにか約束は守った。

数ある渓流用品の中から、私がいいと思うものだけを販売している。

だから、日本の皆さんは釣り具のチェーン店へ行った方が安いものもある。

ラインを例に出せば、沢山入荷すれば、卸値が安くなる。

卸値は一定ではない。

だから、チェーン店は定価以下で売れる。といっても、数十円の違いだが。

鬼ショップは、私がやっているので資本がてんでない。

だから、大量には買えません。チェーン展開する資本系の釣具屋には勝てません。

鬼ショップは、私の自信作である、鬼竿を販売している。

少しずつしか作れないが、手作り品のバンブーロッド（TYPE?用）や鬼毛鉤

がある。どちらも手作り品なので、大量販売はできない。

そのかわり、毛鉤が欲しいという方には、どんな川で釣るのかお尋ねし、

私が感じるイメージで、その方に合う毛鉤を作っている。

ありがたいことに、皆、良い釣りをしている、嬉しい。

鬼ショップを始めようと考えたときに、販売するのは鬼竿。

ほかには、なにか日本の伝統的な渓流用品がないか、と考えた。

じゃあ、渓流タモは？　てことになったが、職人がいない。

もう、どんどん減っている。そして、自分の土地の木ではないということから

材料の木がない。材料さえないのだ。

そんなことがわかった。あと10年あるのかどうか・・・。

なんとか、岐阜県郡上市周辺は渓流に携わる人が多かったからか、

職人と数名出会えた。だから、タモの枠を少しだけ集めることができた。

次は、タモの網だ。枠の職人は網を作ってはいない。

そして、現在、タモ網は、ほとんどが中国製であることを知った。

えぇ・・・。

こんな大変なことをやる職人はほとんどいないそうだ。

日本は変わりつつある。

私が小さな頃は、家の周辺のお爺さんたちは、皆、なにか

渓流用品を作ってたが、遠い過去になりつつある。

人づての人づてで、なんとか出会えた。

日本の職人が作る、タモ網。しかも、草木染め。

彼らが亡くなったら、もうできないだろう、探す自信がない。

ようやく鬼ショップで販売するタモができた。

竹製のタモは、職人と二人三脚で作った。

こうしてくれと、かなりアドバイスさせていただいた。

いいものができたと思うが、売れてしまえば次は来年しか入荷できない。

日本製の素晴らしい渓流用品。

お気に入りのひとつに、していただきたい。

まったく、苦労した。でも鬼のウェブショップをみてもその苦労が伝わらない。

システムに文章がはいりきらないらしい。

最新システムを使いながら、はじきとばされている。

困ったもんだ。

これから、山に入ります。だから、鬼ショップからお送りすることができるのは

18日月曜日からになります。すいません。

また良い写真を紹介します！