テンカラの鬼 榊原正巳 テンカラの世界

鬼ブログ

イタリアでの釣りイベント 次回の鬼塾のことなど

Posted on | 4月 3, 2017

鬼塾開催予定(2017/4/2現在)

 

 

無事、帰還しました。

フェイスブックをやってない人には、なんのことだかわかりませんね。

イタリア北部、ミラノから東にヴェローナという街がある 。ロミオと

ジュリエットのジュリエット家がある街としても知られ、そのすぐ

北にイタリア最大の湖、ガルダ湖がある。そこで、「釣りと狩り」と

いうフェアが行われた。日本のフィッシングショーと同じようなイベ

ントで、海から川、湖までをも含む釣り関連のメーカーやショップ、

が集まった。そして「狩り」。動物を撃ち、捕まえて食べることが、

伝統的な大人の遊びとして認識されているヨーロッパならではの、

狩りのためのメーカーや、店も一堂に集まった。

ここが、日本と違うところで、狩りのための服から帽子、鉄砲をし

まっておく棚や装備品、動物のはく製、動物の骨、などなど、かなり

本格的なアウトドアイベントというようなものだった。

その釣りのコーナーに、今年からテンカラコーナーが新設され、その

第1回目の記念にゲストとしてよんでいただいたのだ。

イタリアでは、2月3月に、各地で大きな釣りのためのフェアが開催さ

れる。去年は、テンカラのイベントに、2000人もの人(厳密にはフラ

イマンも含まれる)が集まったというから、これはもう、イタリアに

テンカラが根付きつつあるといってもおかしくない。なぜそうなった

かというと、もちろん、キッカケは、ミラノで活躍する建築デザイナ

ーの隆太さんと私、釣りきちのダビデ・ムチェーニ、バルセジアーナ

の釣り人たちとの関係だが、ニッシンなどがイタリアの釣具店と契約

し、豊富にテンカラ竿がいきわたったことが、テンカラを根付かせる

要因となったはずだ。最初に行ったときは、ダビデが「竿が買えない」

と、いっていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、いつものように鬼嫁につれられ、ミラノ到着。すぐに、

隆太さんとダビデに会い、夕食を。魚市場近くの美味しい魚介レスト

ランにて、お互いの、いままで、これから、を乾杯。すぐ近くの、隆太さ

んの事務所で、待ち合わせていたミラノのテンカラ師アレッサンドロ

君と、ミラノのダリ君、そして皆で毛鉤巻大会。

いつもテンカラ師は、どこでも毛鉤を巻く。夜中まで続き解散。

しばらくミラノを楽しんだ後、ガルダ湖へ。

 

 

 

 

 

 

ここでは、アメリカから竿の宣伝にやってきたTenkara Tanukiの

ルオングさん、彼女のTさん、イギリスからいまはオルビスに勤務する

テンカラ師のビト・ルビーノさん、またニッシンやTENKARA フォー

カス(イギリス)の竿を扱うイタリアのテンカラ師などなどが旧交を

温め、握手し、新たなテンカラファンを増やすためにそれぞれが、多

くの方々に説明し、見せ、語り合い、笑いあった。

2日間のフェアの間に、設置してあるプールで、何度もテクニック

を披露。浮かべた紙皿に、毛鉤を入れるなどのショーもお見せし、

自分の思ったところに毛鉤を正確に入れることの大切さを伝える。

やはり、毛鉤に向かって魚が飛び出してくるほどの面白さは、ほかに

はない。そのためには、まず、毛鉤を正確に打ち込まなくては。

そのことがわかっている方が多いのは、フライフィッシングや餌釣

りなど、釣りに親しんできた方が多い、イタリアならではだ。

道具を売るだけでなく、狩りのための「アーチェリー」を、実際、打

たせてくれるコーナーや、獲った獲物をどう料理するのか、料理教室

コーナー、この地方のサラミ、ワイン、チーズ、ジャムなどの物産市

もあり、家族全員が楽しめるイベントだった。
昨年、ベルガモに滞在し鬼塾を開催したが、その時来てくれた生徒

さんも、皆が顔を見せに来てくれた。また、6年前かなぁ、一番最初に

イタリアへ来た時の、鬼塾の生徒さんマウロさんが顔を出してくれた

のも嬉しい。まぁ、食い意地が張った鬼嫁は、物産市の試供品の生ハム

サラミなどの肉類を食べすぎ、その夜はゲロゲロピーピーとなり、脂汗

をかきながら「もう何も喰わない」とうなりつつ、翌日ケロッとして、

またパスタを食べてたのには、笑わせられた。毎回、なんかやってくれ

る。フェア終了の18時を回ったころに、会場内にアナウンスが流れ、そ

の日の来場者数が告げられる。どの店も、拍手し、歓声を上げたのは、

来場者が多かったからか。会場の一体感に参加できて、嬉しかった。

 

2日間、大勢の方と会えた。テンカラビレッジと名前が付けられたコ

ーナーに、集まったアメリカ、イギリス、イタリア各地のテンカラ師

たちと話し合い、アルプスを囲む、イタリア、フランス、スイス、オ

ーストリアなどなどの範囲で、100年先の渓流にも豊富な渓流魚が豊か

に育つ川と、そのためのテンカラ釣り、地球にやさしい釣り方を伝え

ていくための団体を作ることが提案され、即座に一致。来年は、この

団体の名前で参加することを約束した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェアの後は、一日だけ、隆太さんとテンカラ釣りに出かけた。

それについては、次回に書きます。

そして、8日の遠山川鬼塾の生徒さんは、まだ募集中です。少なくとも

3日前には、連絡がほしいです。詳細を聞く電話がありました。

初心者でも参加OKです。竿も貸すことができます。わからず買うなら、

まずは貸竿で、やってみてください。ウェーダーも24㎝でよければ、

1つ貸せます。ラインやハリス、毛鉤の指導もできます。販売も可能。

川の見方を学んでもらう教室です。

教室代には初日の昼ごはんもついています。お蕎麦になりそう。宿泊は、

いつもの小屋が閉鎖されたので、布団付きの貸家をおさえました。

風呂は、温泉に。夕飯は皆で作ります。遠山ジンギスの焼き肉です。

夕飯代は、皆で割ります。飲み物は自分でご用意を。

ぜひ、ご参加ください。

 

2017年の鬼塾予定です
一人にはりつくべったり鬼塾は、いつもやっています。
メールか電話をください。場所など、話し合いましょう。
一人にはりつく「べったり鬼塾」は、グループの場合、割り引きます。
1人1日 15000円(他に交通費、遊漁券)などが必要です。

グループで学ぶテンカラの鬼塾は以下です。
けれども、天候によっては前後することもあります。開催日近くに、
変更はお知らせすることになります。
参加希望者は、いまから予定を空けておいてください。
参加希望者は榊原事務局 090・2575・0903
もしくはメール 榊原事務局 onitenkara@gmail.com
まで、お名前、ご住所、連絡先、テンカラ歴をご記入の上、お申し込みください。
迷っていらっしゃる方も、とりあえず電話ください。詳しく説明します。

4月8日(土)9(日)
長野 遠山川
2日 10000円 1日 6500円
他に遊漁券代が必要です。
初日のお昼ごはんつきです、たぶんそば。
宿泊は、3つの部屋のある家をおさえました。
1泊2500円ぐらい必要です。
布団もあります。

5月20(土)21(日
岐阜 白川郷
2日10000円 1日6500円
他に遊漁券代が必要です。
宿泊は白川郷の合掌造りの一棟をおさえました。
すごくいいよ。
1泊5000円ぐらい。

6月3(土)4(日)
石徹白アウトドアフェス
今年は、「釣り」色が濃くなります。
石徹白鬼塾は、ほかの日にももっと増えます。
アマゴンスキー木村の写真教室も
あります。
100年先を見据えた川のためのイベントです。
ぜひ、ご参加を。

6月24(土)25(日)
山形
2日 10000円 1日 6500円
他に遊漁券が必要です。
今年は、宿泊にしようかな?

7月15日(土)16(日)
岐阜・秋神川
2日 10000円 1日 6500円
他に遊漁券が必要です。
コテージをおさえます。

9月16日(土)17日(日)
岐阜 石徹白
2日 10000円 1日 6500円
他に遊漁券が必要です。
宿泊は民宿です。

9月30日(土)
納竿会  遠山川

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