テンカラの鬼 榊原正巳 テンカラの世界

鬼ブログ

2017USA鬼塾の続き 

Posted on | 10月 25, 2017

 

今年の9月に行った、アメリカ、ユタ州、ソルトレイクシティにある

サンダンスマウンテンリゾートの主催による、鬼塾の続きを少し。

この鬼塾は、2泊3日、朝夕、場所を変え、テンカラ釣りを

学ぶというもので、大勢が参加し、みな満足して帰って行った。

今年で、3年目を迎え、お客さんも、常連だけでなく、毎年、新しい

釣り人も参加してくれる。

私たちが、アメリカに滞在したのは1週間。安いチケットで行くものだから、

アメリカ中を運ばれ、行きと帰りで、2日間ぐらい飛行機とトランジットに

費やしたのではないかなぁ。まぁ、安いから仕方がない。

今回の、釣行で、忘れられなかったのが、上の写真の1匹をかけたこと。

大勢が釣った後、流れの下のほうにいたブラウンを、狙って、かけた。

流れのど真ん中の、下のほうにいた大物だ。ちょっと興奮した。

こういう出会いがあるから、釣りはやめられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼塾以外にも、一人に張り付く、べったり鬼塾を、6人ぐらいに頼まれた。

日を変え、川を変えながら、お教えしたが、とにかく、テンカラのブームが

来はじめていた。

私たちは、ミニキッチン付きの、ダウンタウンから離れた、リゾートにあるホテル

に滞在したが、滞在中に3人のアメリカ人に声をかけられた。

「テンカラ釣りで有名な方ですよね・・」

と。そのうちの一人は、まるで釣りを知らなくて、動画で見たんだと言った。

 

鬼塾が終わった後、私たちを呼んでくれたテンカラガイダーズのひとり、

エリックが、ユタ大学だったか、大学の講義で、テンカラを教えるのだと言っ

ていた。嬉しいことだが、テンカラは、アメリカで当たり前の釣りになってき

ていた。

べったり鬼塾では、フライをやっていた仲の良い親子や、ノルウェーで釣りの

ガイドをやっているクリスさん、テンカラ竿のコレクターのドンさん、などを

教え、びっちりとテンカラを楽しんだ。皆で、一緒に。

川は、日本のように、アップダウンのある山岳渓流だけでなく、ダムの下の

本流に近いような太さの川や、蛇行する川など、数多くあるが、どこでもテンカラは

楽しめる。魚は、常に稚魚放流されているので、数が多い。

ヒレピンで、綺麗な魚ばかりだ。

お酒を表では飲んではいけないという法律のある、ユタでは、焼き肉の食べ放題

には、ジュース、お茶、コーラなどのソフトドリンクがつく。

これには、鬼嫁も、ニューヨーカーも、ノルウェー人も、皆が

困り果てた。美味しくないらしい。俺は、お茶だからいいが。でも、

ちょっとおかしいね。肉はうまかったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆と楽しんだ最後に、サンダンスマウンテンリゾートから連絡があり、

オリジナルポスター用に写真撮影があるということで、行った。

撮影後、リゾート内にある山の頂上に続く、リフトにのせてもらった。

また、このリフトが、いい加減な作りで、4人乗ると、落ちないように

上からストッパーがわりの手すりが降りてくるというもので、子供が暴

れたら、間違いなく落ちるだろう。子供みたいな、ジョンが、時々ブルブル

震わし、鬼嫁と晴子さんが、叫びながら怒る。強風にあおられたら、いきな

り止まるし、怖いリフトだ。来年からは、このリフトやジップラインも、

テンカラ教室のひとつのアイテムにするそうだ。ますます楽しくなりそう。

帰国前に、テンカラガイダーズの3人、ジョン、エリック、ロブとその

奥さんと、皆で食事をした。

鬼テンカラ教の信者と言えるような、エリックは、大尊敬の言葉でもって

「日頃、テンカラのためにどう鍛えているの?」と、聞いてきたが、

別に何もやってないしなぁ。そういう時は、鬼嫁が上手に答えてくれる。

「老化が進まないように、足を鍛えてるみたいだよ・・」

 

可愛いエリックには、11月に赤ちゃんがやってくる。

アンが、妊娠かもしれないと、病院に行き、診察を受け、そうだと分か

ったときに、エリックは「イ・エ・ス!!!」と言うや、車で出かけ

いろいろ買ってきたそうだ。洋服やら果物やら。

来年の鬼塾には、赤ちゃんが参加だね。ロブの新妻にも赤ちゃんが

やってくるかもしれない。楽しみだ。

 

さて、この土・日は、台風が来るかもしれませんが、来なければ

ペアリングを見ますよ。イワナはまだこれから。雨、来なければいいね。

コメント

“2017USA鬼塾の続き ” へ 2 件のコメントがあります。

  1. 郡上のテンカラ親子
    10月 25th, 2017 @ 6:25 PM

    石徹白での6月のイベントから、ちょくちょく覗かせてもらっています。テンカラ、楽しいですね。親子で教室に参加させてもらい、その技術の深さ、そして、鬼師匠のわかりやすい説明に、驚きました。深くテンカラを、川を、知っているからこそ、わかりやすく説明ができるんですね。いろんな教室に、参加しましたが、鬼師匠の説明ほど、わかりやすいものはありませんでした。 また、参加します。アメリカでの人気も、すごいです。ご自分の名前で、人が呼べるのは、すごいことですよ!


  2. 10月 25th, 2017 @ 6:29 PM

    こんばんは、そうですか、ありがとうございます。
     素直に聞かれるから、わかるのでしょう。
    いろんな方がいます、いろんなやり方があります。
    それが、テンカラです。
    自分のやり方を貫けば、それでいい。
     また、あいましょうね。

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